FOOMA JAPAN 2025 〜世界最大級の食品製造総合展〜 | 一般社団法人 日本食品機械工業会主催

東8C-10 株式会社イシダテック

冷凍ビンチョウマグロ脂乗り検査装置 SONOFAI T-01

  • 動画あり
  • 新製品
  • 初披露
  • 実演あり

テクノロジーの力で、匠の技を継承していく
超音波解析AIという世界初の技術を利用して、従来不可能と考えられていた冷凍魚の非破壊検査を行います。熟練の職人以上の精度で、安全かつ迅速に、品質を高精度・定量的に評価するソリューションを提供します。

  • 食品製造・加工(食肉・水産物)
    • 魚体処理機
  • エンジニアリング
    • 品質保証支援システムおよびサービス
  • ロボット・IT・IoT・フードテック
    • AI
  • 計測・分析・検査
    • 各種試験機
    • 鮮度判定機

製品・技術・サービス概要

世界初の超音波解析AIを使用して、ビンチョウマグロの脂乗りを、熟練の職人による「尾切り選別」以上の精度で判定します。(尾切り選別およびSONOFAIT-01判定を理化学分析した結果の比較)
検査工程はマニュアル運転または全自動化が可能であり、日産約30トン(Ave,15㎏/本 *7時間作業)の処理が可能です。

〇世界初の超音波解析AI技術
冷凍魚類の内部構造検査に適した低周波超音波と、富士通のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」のコアエンジンである超音波解析AI技術を活用し、尾切り選別以上の精度で脂分の多いビンチョウマグロを判別します。

〇装置開発ノウハウの保有
水産加工の現場で堅牢に使用し続けられる、専用の装置を開発しています。食品グレードに対応する、洗浄性の優れた装置設計を行い、現場で求められる処理能力をカバーします。

製品の特徴

  • テクノロジーによる暗黙知の継承
    冷凍魚の選別技術は暗黙知であり、習得時間を要します。漁業就業者数が年々減少する中、作業者の負担軽減、属人化の解消が喫緊の課題となっています。
    ソノファイT-01の技術は、超音波を用いた計測手法の一つであり、暗黙知の定量化・形式知化が可能です。
    ソノファイは、匠の技術を未来につないでゆく技術パートナーです。
  • 機会損失の回避
    キハダマグロやビンチョウマグロなど、中価格帯以下のマグロに対して、全量選別を実施する人員を確保できず、適正な値付けを逃す、機会損失が生じています。
    また、無選別または不正確な選別によって市場に流れた製品は、品質の安定性を損ない、消費者の購買意欲を削いでいく、業界的な課題があります
  • 珠玉混淆
    人手による尾切り選別は、習熟度が高い作業員でも約7割の判定精度に留まります。(理化学検査による実際の脂肪量測定結果を真値とした場合)また、製造拠点や国で基準が異なります。
    これらの課題にアプローチし、更なる品質の安定性や定量評価の可能性を模索します。
  • 危険作業の解消
    滑りやすく、高重量の冷凍魚のハンドリングは負荷の高い作業であり、バンドソー・電動のこぎりを使用した尾切り作業は専門的かつ危険な作業です。
    ソノファイは、エンジニアリングサービスを通じて、労働衛生の改善や、生産ラインの効率化・省人化にも寄与します。