FOOMA JAPAN 2025 〜世界最大級の食品製造総合展〜 | 一般社団法人 日本食品機械工業会主催

アカデミックプラザ

背骨折り法により製作されたソフトロボットハンドによる食品の把持

テーマ

食品加工装置(ロボットシステム構築含む)

研究機関名

立命館大学・ロボティクス学科・ソフトロボティクス研究室

代表者名

平井 慎一

発表概要文

背骨折り法:空気圧駆動のソフトロボットハンドを簡単に製作する方法 背景 多くの人手に頼る作業 ⇒ 自動化が望まれている ・食品製造業におけるパッキングや検品等の作業 ・コンビニエンスストアのバックヤードで商品をピッキングする作業 ソフトロボットハンドが有効 課題 ソフトロボットハンドの製作:離形や接着という手間を有する工程が必要    量産が困難 耐久性に難    中子を使う方法:中子の除去に時間を要する 解決策 背骨折り法:接着なし 中子の排出なし 離型は1回のみ 1) 型を3Dプリンターで印刷する 2) 型に液体シリコーンを流し込み,脱気する 3) 液体シリコーンの硬化後,チャンバー部に中子を挿入する 4) 中子を挿入した部材の上に,液体シリコーンを再度流し込み硬化させる 5) 型から取り出し,柔軟指を曲げて,中子を折る 中子挟み込み一体成型 中子を型の中に浮かすことが可能 ⇒ シリコンゴムを中子の周りに流し込む 一回の作業でハンドを製作することができる