アカデミックプラザ
効果と持続性を兼ね備えた新規抗菌抗ウイルスコーティング技術の開発
口頭発表テーマ:効果と持続性を兼ね備えた新規抗菌抗ウイルスコーティング技術の開発
- 口頭発表あり
2026年06月02日(火)15:45~15:55
テーマ
衛生対策・品質管理(殺菌、洗浄、異物除去含む)
研究機関名
就実大学薬学部薬学科 微生物制御学
代表者名
山田 陽一
発表概要文
食品製造・加工・流通の現場では、設備や器具表面を介した微生物汚染を防ぐため、日常的に洗浄や消毒が行われている。しかし、消毒効果は時間とともに低下し、作業中の接触や環境由来の再汚染を完全に防ぐことは難しく、現場の負担増大や品質リスクの低減が課題となっている。このような課題に対し、本研究では消毒薬を一時的に使用するのではなく、表面に保持・固定することで効果を持続させる「消毒バリア」という新しい衛生管理の考え方に基づく2種類の抗菌・抗ウイルスコーティング技術を開発した。 これらのコーティングはいずれも、日常的な洗浄作業を補完する持続的な衛生管理技術として、食品製造ライン、作業台、搬送装置、包装設備、冷蔵・冷凍設備内部など、幅広い工程での活用が期待される(Fig.)。 本研究を導入することで、現場負担の軽減、品質リスクの低減、省力化につながることが想定される。現在、用途別の最適設計、量産プロセスへの適合、適用先に合わせた評価手法の確立など、企業との共同研究による発展を目指している。本発表・展示で食品業界の皆様と具体的な課題を共有し、将来の社会実装にむけての研究や実証試験を連携することを期待している。