アカデミックプラザ2013

研究概要

北陸産六条大麦(H. vulgare)の機能性成分β-グルカンの抽出・濃縮およびその有効利用

研究機関名

石川県立大学 生物資源環境学部・食品科学科

代表者

宮脇 長人

本研究の主旨

六条大麦は現在、北陸三県で全国の53.8%が生産されており、その総収穫量は28,010トンに達する。しかしながら、その地元における用途は極めて限られており、ほとんどが県外における麦茶原料等の加工原料として消費されている。そこで、この北陸産六条大麦を有効利用するために、近年その機能性が注目されてきている水溶性食物繊維としての大麦β-グルカンに着目し、その抽出・濃縮と機能性の検証を試みた。
小松産六条大麦を酵素分解して大麦シロップとし、これに限外濾過法を適用して、大麦中のβ-グルカンの濃縮ができることがわかり、固形分あたり含量4~5%のβ-グルカンを16.8%にまで高めることができた。また、六条大麦麦茶からβ-グルカンを直接抽出できる可能性もあることがわかった。  抽出・濃縮・凍結乾燥したβ-グルカン標品には、ACE阻害活性、マルターゼ阻害活性、α-アミラーゼ阻害活性などがあり、また、動物実験の結果、血圧改善効果および血糖値改善効果を見ることができた。

図1. 六条大麦各種試料の限外濾過処理(ミリポア再生セルロース膜、分画分子量 10,000)

表2. β-グルカンの濃縮

図2. 高血圧自然発症ラットSHRの血圧に及ぼす六条大麦β-グルカン画分の影響)

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