2017国際食品工業展

6月13日(火)~6月16日(金) 東京ビッグサイト・東1~8ホール 10:00~17:00

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研究概要

食品製造機器の洗浄における各種アルカリ剤の界面作用

研究機関名

三重大学大学院 生物資源学研究科 海洋微生物学研究室

代表者

福﨑智司

本研究の主旨

アルカリ剤は、水溶液中で水酸化物イオン(OH-)を放出する物質の総称である。OH-は、タンパク質、多糖類、微生物、油脂などの有機性汚れに対して優れた溶解力と分散力、加水分解反応、鹸化反応などを示す。アルカリ剤は毒性が少なく、中和によって無害化できることが利点である。さらに、適切な処方によれば、アルカリ剤を用いて多種類の複合汚れに対して一括洗浄が可能であることから、食品産業における洗浄では極めて有効な化学的洗浄力である。
洗浄剤に用いられるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸塩、重合リン酸塩、ケイ酸塩等がある。これらは、単にOH-の供給源としてだけではなく、イオン封鎖作用,緩衝作用,汚れの分散作用,吸着置換作用,腐食抑制作用,臨界ミセル濃度低下作用などの優れた機能を示す。従来、固液界面におけるOH-の洗浄作用については検討されてきたが、リン酸塩やケイ酸塩の界面化学的な挙動は十分に理解されていない。
本展示会では、アルカリ洗浄におけるメタケイ酸ナトリウム(Na2SiO3)の洗浄作用とアルミニウムに対する防食作用(図1)、オルトリン酸ナトリウム(Na3PO4)の吸着置換作用によるタンパク質の除去促進(図2)、そして無機塩(Na2SO4, NaClなど)による陰イオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)の界面張力低下力とミセル形成力の増強効果(図3)について紹介する。

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