2017国際食品工業展

6月13日(火)~6月16日(金) 東京ビッグサイト・東1~8ホール 10:00~17:00

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研究概要

米のアミロース含量の非破壊計測 ―「アミロース+タンパク仕分」で北海道米の品質食味がさらに向上―

研究機関名

北海道大学 大学院農学研究院 食品加工工学研究室

代表者

川村周三

本研究の主旨

【背景】
米のタンパク質含量とアミロース含量は米飯の食味に関わる重要な成分である。北海道では,1999年から米の共同乾燥調製貯蔵施設(共乾施設)において,近赤外分析計を用いてタンパク質含量を測定し米を品質仕分して出荷する「タンパク仕分」を導入した。さらに高品質米の生産を目指して,良食味な「ゆめぴりか」のアミロース含量とタンパク質含量のバランスを2013年に定めた。ところが,アミロース含量は共乾施設で簡易迅速に精度良く測定する技術が確立されていない。
【結果】
そこで本研究では,近赤外分析計と可視光分析計とを併用することによる二段階検量線の開発を行い,米のアミロース含量の非破壊測定を行った。その結果,近赤外分析計と可視光分析計とを併用し,また複数の生産年の米を用いて検量線を作成することによりその精度が向上し,従来よりも高い精度でアミロース含量の測定が可能であった。特に,図1に示したように「ゆめぴりか」のみを使用して作成した検量線は非常に高い精度を示した。
【結論】
本研究では検量線作成年度の試料とは異なる新しい年度の試料を用いて検量線の精度の検証を行っており,この精度は生産現場での実用的な精度を示している。アミロース含量の簡易迅速な非破壊測定方法を確立することにより,北海道の米の共乾施設における「アミロース+タンパク仕分」が可能であることが示唆された。

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