2017国際食品工業展

6月13日(火)~6月16日(金) 東京ビッグサイト・東1~8ホール 10:00~17:00

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研究概要

献立自動生成アプリケーションへの調理手順最適化アルゴリズムの適用

研究機関名

津山工業高等専門学校 総合理工学科 松島研究室

代表者

松島由紀子

本研究の主旨

日常生活において,安全で健康な食生活やコストの観点から,手作り料理が見直されており,多くの人が,料理を自分で調理して食べる手作り料理により,健全な食生活を送りたいと望むようになっている.しかし,多くの家庭において,共働きや核家族化,単身赴任などのために,食事やその準備に費やす時間の確保が難しくなっている.また,一人暮らしの社会人やアルバイト学生にとっても,長時間労働などが影響して,平日の帰宅後に料理を作ることは大きな負担である.その結果,外食やコンビニ弁当などに頼る生活が続き,食事バランスガイド1)に示されている,食事の望ましい組み合わせや栄養摂取量を確保できていないのが現状である.毎日の献立を考えるためには,豊富な料理の種類や栄養の知識が必要であり,調理初心者や多忙な社会人にとってはそのハードルが高いことも,手作り料理を敬遠する大きな原因の一つである.
そこで本研究グループでは,これまでに,栄養バランスを考慮した献立自動生成アプリケーション``ミーニュー”2)を開発してきた.本アプリケーションには,献立作成機能,献立表示機能,レシピ表示機能,好み記録機能,買い物リスト機能の大きく5つの機能があり,簡単な操作で最長1週間分の献立を作成できる.
一方で,一汁三菜に代表されるような多種類の料理を,鍋やコンロなど,利用可能な調理器具の数が限られている中で,効率よく調理する手順を考えることは,一般には容易ではない.思いつく順に調理した場合,すべての料理を作り終えるまでに許容できない時間を要したり,最初の方に作った料理が冷めてしまったりするといった問題が発生する.栄養バランスを考えた複数料理を毎日の食事として準備するには,段取りの経験が要求され,調理初心者が慣れるまでに相応の時間を必要とする.
この問題に対して,本研究グループでは,調理時間の最小化を図る調理スケジュールを探索するための調理手順最適化アルゴリズムを提案している3).本アルゴリズムでは,調理時間の推定のために,調理時における調理者や調理器具の動きをモデル化した調理モデルを用いる.本調理モデルでは,対象とする調理場レイアウト,調理者数,その役割分担を予め与えることで,多様な調理環境・条件に対応する.
本研究では,献立自動生成アプリケーション``ミーニュー”に,複数料理の調理手順最適化アルゴリズムを導入することで,献立生成から調理までを総合的に支援するアプリケーションを提案し,これらの独立した2つの問題を,1つのアプリケーションで解決することを目指す.

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