2018国際食品工業展

6月12日(火)~6月15日(金) 東京ビッグサイト・東1~8ホール 10:00~17:00

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研究概要

新たな連続製氷システムで製造されたオゾンマイクロバブル含有氷の特性

研究機関名

中央大学 理工学部 精密機械工学科 松本研究室

代表者

松本 浩二(マツモト コウジ)

本研究の主旨

生鮮食品の鮮度保持を目的として,殺菌・脱臭作用があり,残存性も全く無いオゾンガスを溶解させた水から生成されたオゾン氷が注目されている.しかし,従来のオゾン氷製造には,耐圧容器が必要であった.そこで,オゾンガスをマイクロバブル(MBs)化して注入した水を凍結させることで,オゾンMBs含有氷を生成する方法を検討し,得られた知見を基に銅製冷却ブロックの周りにステンレスベルトを設け,ベルトの回転に伴い効率的にオゾンMBs含有氷を連続製造するシステムを開発した.このシステムは,熱や外力を使用しないで連続的氷製造と製造した氷を同時に回収できるという従来の製氷機にはない特徴を有する.
そして,このシステムで連続製造されたオゾンMBs含有氷の特徴を検討した結果,以下の結論が得られた.

(1) オゾンMBs含有氷中に固定化されたオゾンMBs濃度の経時変化を氷を-18℃に維持した状態で5日間測
定した結果,5日後でもオゾンの殺菌・消臭に必要な十分なオゾンガス濃度を有していることが分かった.(2)-18℃で1時間保存した後,オゾンMBs含有氷を5℃の条件で融解した結果,放出オゾンガス濃度は融解時間に対して概ね直線的に上昇し,融解開始後から殺菌・消臭に必要な十分なオゾンガス濃度を有していることが分かった.
(3)氷スラリーが生鮮食品冷蔵に極めて有効であることから,製造されたオゾンMBs含有氷を粉砕した後,水と混合した疑似氷スラリー(IPF(氷充充填率)=30wt%)を生成し,その疑似氷スラリーの融解時間を変えながら,オゾン水濃度を測定した.その結果,オゾン水濃度は殺菌・消臭に必要な十分な濃度を有していることが分かった.

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