2017国際食品工業展

6月13日(火)~6月16日(金) 東京ビッグサイト・東1~8ホール 10:00~17:00

公式twitterアカウント 公式Facebookページ 出展社専用ページ

研究概要

ピエゾセンサを用いる少量でも計測可能な流動食品のとろみ(粘度)センサ

研究機関名

筑波大学 システム情報系 知能機能工学域 音響システム研究室 バイオ・環境計測グループ

代表者

水谷 孝一

本研究の主旨

【 背景 】  流動食品のとろみの程度を評価する方法は,例えば,粘度計による粘度測定が挙げられる.しかし,従来の回転式粘度計や振動式粘度計では,測定のための試料が多量に必要であったり,プローブの構造が脆いために取り扱いに注意を要したりと,測定に手間がかかるという難点があった.
【 提案技術 】  提案するとろみ(粘度)センサは,少量の試料を測定可能かつ構造上脆弱な部分を無くすことにより,簡便な粘度測定を実現する.このセンサは,掌に乗る大きさの小型の直方体容器にピエゾセンサを埋め込んだものであり突起状のプローブを持たない.加えて,10 mL 程度の少量の試料の粘度を測定できるという特徴がある.測定原理は,ピエゾセンサの電気インピーダンスを測定して等価回路解析を行うことにより等価回路のキャパシタンスから試料の粘度を推定 する.
【 実験内容・結果 】  粘度測定精度の検証のために,水にとろみ調整剤でとろみをつけた試料の粘度測定を行い,測定精度を検証した.試料の粘度は,約170 - 920 (mPa・s) である.実験の結果,試料の粘度増加に伴いキャパシタンスが単調増加することが示された.また,測定結果から求めた回帰直線に基づき試料の粘度を推定したところ,粘度の推定値と実際の粘度に対する平均二乗誤差(RMSE)の比率は4-25 (%) となり高粘度の試料ほど小さくなることが示された.
【 将来の応用先 】  本技術は少量の試料を取り出して測定する使い方の他に,将来的には,流動食品や液体食品を輸送するパイプラインにセンサを組み込むことによりインライン計測や計測の自動化へ応用することも期待できる.

FOOMA JAPAN

All Right Reserved. Copyright (c) Secretariat of FOOMA JAPAN