2019国際食品工業展

7月9日(火)-7月12日(金) 東京ビッグサイト・東1-8ホール 10:00-17:00

研究概要

食品の粘弾性特性の非接触計測

研究機関名

立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 ソフトロボティクス研究室

代表者

平井 慎一

本研究の主旨

本発表では,食品の粘弾性特性を,非破壊的に計測する装置を紹介する.食品の粘弾性特性は,噛み応えや食べ心地に関連する物理量であり,食品の製造工程において計測する機会が多い.従来の粘弾性計測装置は,食材に破壊的な効果を与えることが多いため,食品の一部を計測用サンプルとして取り出す必要があった.本発表では,振動と画像処理を用いて,食品の粘弾性特性を計測するシステムについて述べる.
提案する手法においては,振動テーブルの上に食品を載せ,振動テーブルに振動を与える.振動テーブルとして,円形偏心カムを用いた機構を試作した.振動テーブルが振動すると,テーブル上の食品に振動が生じる.食品に生じる振動をカメラで計測し,テーブルに与えた振動と計測された食品の振動の振幅比と位相差を計算する.複数の周波数において,振幅比と位相差を実験的に求める.また,食品を弾性体と仮定し,食品の弾性ポテンシャルエネルギーを求め,求めたエネルギーから食品の粘弾性モデルを得る.実験的に求めた振幅比と位相差から,食品の粘弾性モデルに含まれる粘弾性パラメータを計算する.本発表では,円錐台形状であるプリンを対象として,粘弾性特性を計測した結果を示した.

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