2019国際食品工業展

7月9日(火)-7月12日(金) 東京ビッグサイト・東1-8ホール 10:00-17:00

研究概要

不織布の拭き取り洗浄性に及ぼす諸因子と清浄度の維持

研究機関名

三重大学 大学院 生物資源学研究科 海洋微生物学研究室

代表者

福﨑 智司

本研究の主旨

食品産業では、水を吸水させた不織布を用いた清拭洗浄が行われている。使用される不織布には、拭き取り性、吸水性、乾燥性、反復使用性が求められる。しかし、このような優れた特性を持つ不織布においても、使用後に不適切な取り扱いがなされると不衛生な状態となり、微生物汚染の拡大の原因となる。その対策として、効果的な洗浄や消毒を行う必要があるが、現場では必ずしも適正な操作がなされていない。
不織布の繊維素材としては、レーヨン、ポリエステル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などが単体または混用品として用いられている。拭き取り洗浄力は、吸水させた水の溶解力、被洗浄体に対する摩擦力、不織布内部への汚れの吸収力および吸着力に依存する。ここで、不織布の繊維素材の選定においては、汚れと繊維との吸着親和性と洗浄液による脱着性が重要な因子となる。
本展示会では、各種不織布繊維(原綿)と成形品(不織布)を用いて、タンパク質(ウシ血清アルブミン:BSA)の吸着等温線(図1)、タンパク質の除去に有効な化学的洗浄力と熱湯消毒の影響(図2)、適正な拭き取り操作(片道・往復拭き)、次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)の有効な使用法、弱酸性亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を含浸させた不織布の拭き取り性および殺菌効果(表1)について検討した結果を発表する。

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