アカデミックプラザ

研究概要

食品の柔さを手軽に測れる計測システムの開発と展開

研究機関名

京都工芸繊維大学 やわらかさデザイン研究室(佐久間研究室)

代表者

佐久間 淳

本研究の主旨

あらゆるモノの柔さについて,弾性率(ヤング率)によって表現する方法を実用化してきた.これは,医師の触診テクニックの分析研究に基づく成果であって,この柔さ計測テクノロジーは既にデスクトップ型ロボットへ組み込まれて製品化されて医療分野に加えて食品などの多様な分野・業界で普及し始めている.
しかし,食品分野における初めてのテクノロジー展示であったFOOMA 2014で,とても柔らかなモノが多い食品に対しては展示前に想定していたよりも高い繰返性・再現性が必要であるとの意見を数多く頂いた.そこでFOOMA 2015においては,極めてやわらかなモノを測ることができる計測デバイスを開発・展示したが,分析用のPCが必要なことなど装置が大掛かりで計測システムの簡素化が未だ達成できていないことから,より手軽に測れるデバイスの実現が食品業界への導入・普及には必要であるとの意見を多数頂いた
そこで今回は,従来よりも簡便な原理を用いたコンパクトな計測デバイスを新たに開発したので,これによる食品評価の有用性を示すこととする.この開発したデバイスは,簡素化した計測原理を新たに考案して用いているので,計測システムのコンパクト化,廉価化,さらには柔さの分析について短時間化・高速化も実現している.これらのことから,高い生産性と経済性が求められる食品機械の分野において,食品の柔らかさを管理する計測システムとして幅広く活用いただけるような計測テクノロジーに仕上がっている.このテクノロジー実証機を試作してFOOMA 2016会場で展示・デモ実演するので,また来ブース者にデモ実証機を操作してもらうことによって,さらに優れた計測デバイスへ発展させていくための意見を頂けることを願っている.

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