アカデミックプラザ

研究概要

①ハイパースペクトルカメラを用いた収穫後マンゴーの非破壊品質評価
②光センシングによる食肉加工場における清浄度評価法の開発

研究機関名

東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 生物プロセス工学研究室

代表者

大下誠一

本研究の主旨

①ハイパースペクトルカメラによる貯蔵中マンゴーの果皮色の客観的評価と、内部品質の非破壊評価を試みた。果皮の赤色色素であるアントシアンの濃度は、分光反射スペクトル画像に基づいて作成した部分最小二乗回帰モデルにより、交差検証相関係数0.88[交差検証平均二乗誤差(RMSECV 2.96 mg•100g f.w.1)]の精度で予測可能であった。内部品質として重要な糖度については、交差検証相関係数0.73 (RMSECV 0.98%)となり、スクリーニング可能な程度の精度で予測可能であった。以上の結果から、マンゴーをハイパースペクトルカメラで撮影することにより、外観品質としてのアントシアニン濃度、内部品質としての糖度を同時に非破壊で予測可能であることが明らかになった。
②食肉処理場における簡易・迅速な清浄度評価システムの開発をめざし、豚肉表面の一般生菌数およびATP量を推定した。15℃で72 h貯蔵し、12 hごとに蛍光強度、一般生菌数、およびATP量を測定した。二次微分励起蛍光マトリックスから一般生菌数・ATP量をPLSRにより推定し、rp = 0.94, RMSEP = log10 (0.60, CFU cm-2)の推定精度を得た。Ex = 420 nm, Em = 595 nm およびEx = 420 nm, Em = 645 nmのLV1のローディングが大きく、符号はともに負である。したがって、微生物の増殖に伴う亜鉛プロトポルフィリンIXおよびプロトポルフィリンIXの変化をとられた実用的なモデルが作成できた。

図1 部分最小自乗回帰分析による成分濃度の予測結果(A: アントシアニン, mg▪100g1、B: Brix)

図1 部分最小自乗回帰分析による成分濃度の予測結果
(A: アントシアニン, mg▪100g-1、B: ゜Brix)

図2 PLSRによる一般生菌数の推定における実測値と予測値

図2 PLSRによる一般生菌数の推定における
実測値と予測値

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