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研究概要

米粉の低コスト製造を可能とする瞬間的高圧処理システムの実用化研究

研究機関名

熊本大学・衝撃・極限環境研究センター・外本研究室

http://www.shocomarec.kumamoto-u.ac.jp/

代表者

外本 和幸

本研究の主旨

  音速を超える速度で瞬間的に高圧を負荷すると、圧力媒体となる物質の密度変化面で、スポーリング破壊と呼ばれるひっぱり力による引き起こす破壊現象が生じます。これは静圧加圧処理では作用しない瞬間的高圧処理独自の作用であり、瞬間的な作用であるため摩擦熱を生じない特徴があります。この作用を米の粉砕に用いると、従来技術のように摩擦熱対策のために原料米の水浸した後に粉砕し乾燥するという行程が、粉砕のみで実現可能となります。本研究は、電流の瞬時放電を利用して生じる瞬間的高圧によって、米を粉砕することで、低コストの米粉を製造する技術の実用化研究です。
  瞬間的高圧処理を用いた粉砕化システムは、現行の製粉技術(スタンプミル、ピンミル、気流粉砕など)と比べて消費電力や二酸化炭素排出量が大幅に圧縮できる低消費エネルギーであるため、エネルギー削減効果や二酸化炭素排出量の削減効果が期待されます。また瞬間的高圧処理は乾式であるため、現行の主流である湿式と比べて排水処理のコストが削減できます。
  瞬間的高圧処理(衝撃波処理)特有の現象であるスポーリング破壊を利用することで、①処理時間が極めて短時間であること(数µ秒)、②加熱を伴わず水浸・乾燥工程が不要であること、さらに③消費エネルギーがわずかなことが特徴です。

Fig.1