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研究概要

ハイブリッド式エダマメ選別機の開発(第2報)

研究機関名

山形大学・農学部・食糧生命環境学科・生産機械研究室

代表者

片平 光彦

本研究の主旨

  指定野菜に準ずる品目であるエダマメは、収穫までの作業の機械化が進む一方で、出荷の最終段階である選別作業が人手で行われているため、生産規模の拡大による収益増加を進めるにあたり重大な障害となっている。本研究では、エダマメの選別作業を効率化するため、生産者が要求する手選別と同等以上の良品回収率80%以上、選別率(ニュートン効率)0.6以上、作業能率80kg/時間(6.2時間/10a)以上の性能を目標に、2種類の傷害検出機能と整列搬送機能を搭載した選別機械を開発した。本年度は、昨年度に開発したハイブリッド式選別機の作業能率と選別精度を改善するため、整列搬送機構を中心に改良を加えた。主な改良点としては、昨年度のベルトに搬送枠を形成した傾斜コンベアと整列回転体を中心とした構造に対し、振動フィーダを中心とした整列搬送機構にしたことである。
  これらの対策を施したハイブリッド式選別機は、秋田県と山形県の生産地で長期間連続使用も含めた選別実験を行った。その結果、作業能率は、搬送ライン内での詰まりが改善され、鶴岡市の中生品種ダダチャマメ系統で62kg/h、秋田県仙北市と八郎潟町の中晩生品種で38~88kg/hの能力まで改善できた。
  選別率は、前者で0.27、後者で0.24~0.35となり、昨年度と同等のレベルであった。しかし、本年度の試作機は、作業能率を約2倍近く向上させると同時に選別率が昨年度と同様のレベルであったことから、整列搬送機構の改良に一定の効果があったことが確認できた。

2011年度開発機

Fig.1 2011年度開発機

作業能率と選別率の関係

Fig.2 作業能率と選別率の関係