研究概要

ツェインを使った新たな抗菌フィルム、マイクロカブセル及び生体組織材料の開発

研究機関名

中国天津科技大学 食品工程・生物技術学院 食品加工・保鮮研究室

http://www.tust.edu.cn

代表者

陳 野

本研究の要旨

  ツェインは、トウモロコシ由来の蛋白質であり、現在、耐水性のコーティング剤や打錠成形のバインダーとして利用されている。
  抗菌フィルムについての研究では、まず酸化チタンの前駆体となるチクニウムテトライソプロポキシド(Titanium-tetra-iso-proppoxide:TTIP)を使ってゾルーゲル法によって単一な酸化チタン粒子を作り、さらにツェインと混合して、キャスティング法で両者結合したフィルムを創製した。最大の特徴はその抗菌性であり、フィルム上に大腸菌が含まれている菌液を滴下して、これに紫外線光を照射しておくと、酸化チタンの光触媒反応によって、およそ90min後にはほぼすべての大腸菌を殺菌した。
  マイクロカブセルについての研究では、ツェイン溶液がツェイン所定量量りとり、マグネチックスターラで撹拌下の75-90vol%エタノール水溶液に徐々に添加するとともに、所定量の添加剤を添加して調製した。すべてのツェインは溶解した後、芯物質としての冬虫夏草多糖粉末(自製)を先に調製した溶液に投入し、撹拌によって均一分散させる。噴霧乾燥方法によってツェインマイクロカブセルを生産した。ツェインに各種添加剤(脂肪酸)を添加することにより、徐放性や水膨潤性を変化させることが可能であり、まだ添加剤の量によって、芯物質の含有率を著しく向上させることができた。
  ツェインを使って生体組織材料の開発では、まず所定量ツェインを量りとり、各種濃度エタノール水溶液に徐々に添加し、完全に溶解した後、さらに所定量の添加剤を添加して、溶液透明まで撹拌している、最後、真空乾燥条件の変化によって異なる強度と孔径を持つ生体組織材料を獲得できた。

The photo catalytic degradability of the film (TiO2 content is 21%) against methyl orange with times

Fig.1 The photo catalytic degradability of the film (TiO2 content is 21%) against methyl orange with times

The microencapsulating rate of the produced samples

Fig.2 The microencapsulating rate of the produced samples

SEM images of the produced zein tissue scaffolds

Fig.3 SEM images of the produced zein tissue scaffolds
Zein dissolve in 65% (a), 85% (b), 90% (c) ethanol solution, separately



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