研究概要

アルミニウムの抗菌機能  ― 牛乳の加熱殺菌におけるアルミニウム容器の殺菌効果 ―

研究機関名

北海道大学 大学院 農学研究院 食品加工工学研究室

http://preg.bpe.agr.hokudai.ac.jp

代表者

川村周三

本研究の要旨

  1. はじめに
  2. アルミニウムは調理器具や食品の包装材などに様々な形で利用されている。アルミニウムが優れた抗菌性を持つとの報告がある。そこで牛乳の加熱殺菌において,アルミニウムがEscherichia coli(大腸菌)に与える影響を調査した。
  3. 方法
  4. E. coliを市販牛乳に接種した試料をアルミニウム容器またはステンレス製容器にそれぞれ注入し,ウォーターバスに浸漬して60, 63, 65, 67℃で加熱殺菌を行った。
  5. 結果
  6. 63,65,67℃においてアルミニウム容器の方が早くE. coliが死滅した(Fig.1)。危険率5%でアルミニウム容器のD値(Decimal reduction time)はステンレス容器に比べ有意に小さく,すなわちE. coliが迅速に殺菌される結果となった(Table.1)。
  7. まとめ
  8. 金属製容器を用いた牛乳の加熱殺菌において,アルミニウムが牛乳中のE. coliに与える影響を調査した。E. coli菌体を市販牛乳に接種し試料とした。試料をアルミニウム製容器またはステンレス容器にそれぞれ入れ,60, 63, 65, 67℃で加熱殺菌した。63, 65, 67℃の加熱殺菌において,アルミニウム容器のD値はステンレス容器に比べ有意に小さく,アルミニウムはE. coliに対して優れた殺菌効果を有することが示唆された。

63℃の加熱殺菌におけるコロニー数の変化アルミニウム容器のE. coliが速く死滅する

Fig.1  63℃の加熱殺菌におけるコロニー数の変化
アルミニウム容器のE. coliが速く死滅する

60, 63, 65, 70℃の加熱殺菌におけるE. coliのD値およびZ値63, 65, 70℃の加熱殺菌において,アルミニウム容器のD値が小さく、E. coliが迅速に殺菌された

Table.1  60, 63, 65, 70℃の加熱殺菌におけるE. coliのD値およびZ値
63, 65, 70℃の加熱殺菌において,アルミニウム容器のD値が小さく,E. coliが迅速に殺菌された



  • オフィシャルガイドブック製品検索はこちら
  • FOOMA JAPAN 2011結果報告書
  • FOOMA JAPAN 2011会場風景
  • 出展に関するお問い合わせ
  • 日本食品機械工業会 FOOMA Net
  • FOOMA JAPANへのリンク設定について