研究概要

高付加価値の水耕栽培における各種鉱石・磁気混合水処理の開発と応用

研究機関名

昭和薬科大学 薬学部 薬学科 病態科学研究室

http://www.shoyaku.ac.jp

代表者

小野寺 敏

本研究の要旨

【目的】  高付加価値の作物を生産する目的で、機能水(アクア水)を作るための装置を開発した。

機能水を育苗(ポット苗)に用いた場合の実証実験
株式会社ティ・エム・ボール研究所と山梨県北杜市大泉町で花の生産を行っている八ヶ岳ガーデン&ナーセリーの協力を得て、プラグ苗の育成時にアクア水で処理した水のみを潅水したもの、アクア水を用いて液肥を50%減らし栽培したもの、アクア水を用いて液肥100%で栽培したもの、アクア水を用いず従来の地下水で栽培したもの(対照区)、の計4試験区について2品種の花(パンジー、ビオラ)のポット苗での生育試験を現在山梨県大泉町で行っている。プラグ苗をポット苗に植え替え、プラグ苗の育成履歴に準じて、ポットに移植後また同様に4つの潅水方法、アクア水のみ、アクア水+液肥50%、アクア水+液肥100%、従来使用の水のみ、の計16区に分けてビニールハウス内での栽培試験を続けている。

【結果】 ポット移植後11日経過後のパンジーとビオラの株はり(1つの株で、最も横に長く張り出した葉とその対面の葉の真上からみたみかけの長さmm)の観察結果を示した。育苗時にアクア水使用した試験区は、手前側の濃いグレーで示してある。測定11日の時点では、育苗時にアクア水を使用した方が、ビオラでは1試験区を除き平均で0.7mm、パンジーでは2試験区を除くと平均で1.5mm株はりが大きかった。今後は、液肥なしの試験区では栄養不足が顕著に出る可能性もあるが、アクア水がとこまで液肥に取って替わることができるのか、またどこまで液肥の使用を低減させても花の生産が可能かを引き続き観察していく予定である。(Fig.1,2)

アクア水を育苗(プラグ苗)に用いた場合の実証実験
株式会社ティ・エム・ボール研究所(千葉県印旛郡)の協力を得て、アクア水がアスターセレネピンクとブルーの育苗に使用した場合、アスターの育苗においてアクア水使用は、発芽率を低下させなかった。アクア水の使用は、液肥使用時では、17日後では発芽勢が高かったが、32日後ではは変わらなかった。液肥を使用せずにアクア水のみで育苗すると、27日後の発芽勢は対照より高くなった。(Table.1)

本研究の特徴(応用)
・ 水に含まれる有害物質を除去し、バランスの良い高品位のミネラル成分が供給できる。
・ 農業分野での水不足や異常気象による作物の品質劣化を最小限イに抑えることが可能。
・ ミネラル摂取量の少ない現代人に、効果的な栄養源としての野菜の供給が可能。


ポット移植後11日後の各試験区の株はり状態の比較

Fig.1,2 ポット移植後11日後の各試験区の株はり状態の比較

アスターセレネピンクとブルーの育苗におけるアクア水散布の影響

Table.1 アスターセレネピンクとブルーの育苗におけるアクア水散布の影響

砂ありと砂なしの検討

Fig.3 砂ありと砂なしの検討



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