フライ油の劣化程度計測用インラインシステムの開発
研究機関名
広島大学大学院 生物圏科学研究科
http://home.hiroshima-u.ac.jp/foodeng/index.html
代表者
羽倉義雄
本研究の要旨
■ 目的
本研究では、フライ油の劣化に伴うコンダクタンスの温度依存性の変化を用いて、フライ油の劣化程度を計測する方法を検討した。具体的には、フライヤーを用いて実際のフライ工程を再現し、フライヤー内のフライ油の劣化程度のインライン計測を試みた。 また、交流法と直流法のコンダクタンス測定装置を用い、両測定法の測定精度、装置開発コストなどを比較し、安価な劣化程度計測装置の試作のための検討と試作機の開発を行った。
■ 交流法と直流法によるコンダクタンス計測
直流法と交流法によるコンダクタンス測定を行ったところ、両者の測定結果には差異は認められなかった。一般に、交流法によるコンダクタンス測定装置は高価であり、劣化程度測定装置の開発にも多大な費用が必要となる。一方、直流法では非常に安価な劣化程度測定装置の開発が可能であることから、直流法によりコンダクタンス計測を行うことが経済的にメリットがあることが明らかとなった。
■ 直流法による劣化程度計測装置の試作
直流法によるフライ油のインライン劣化程度計測装置の試作を行い、その性能を検討した。その結果、LCRメータによる交流法の測定と遜色がない測定結果が得られることを確認した。

Fig.1 フライヤー内に設置したコンダクタンス測定装置

