FOOMA JAPAN 2008に出展した企業の皆様からいただいた
FOOMAの魅力に関するご意見の一部をご紹介します。
※主催者機関誌「ふーま」98号に掲載した記事を転載しています。
お店や地域の名産品づくりに「ミニレトルトシステム」
木村エンジニアリング(株)

山形・河北名物「冷たい肉そば」の試食が用意される度に、大勢の人が吸い寄せられていた同社ブース。とは言ってもそば屋ではなく、卓上型の缶詰巻締め機『ミニシーマ』と超小型温度自記式加熱殺菌装置『ミニレトルト釜』が鎮座している。これらの機械と肉そばの関係は?「この2つの機械があれば、小ロットの缶詰やレトルトパックを手軽に製造できます。肉そばの缶詰もこれで商品化したんですよ」と、木村社長。なるほど、地域や店独自の名産品づくりが少量少コストでできるというわけだ。缶詰はミニシーマに缶を載せると約7秒で完成、レトルトは殺菌記録が自動的に記録される熱水式殺菌釜で万事OK。「出展は4回目。新規市場開拓をご提案するために出展しました。すでに商談もまとまりました」と、うれしい言葉を聞くことができた。
油の劣化を防ぎ、カラリと揚がる「オイル・インプルーバー」
アサヒ装設(株)

「唐揚げ、どうぞ」の声につられ、ブースに腰を下ろすと、アツアツの唐揚げが2つ運ばれてきた。ひとつは油が長持ちする機械で揚げたもの、もうひとつは通常の機械で揚げたもの。試食後はどちらがジューシーかなどを簡単なアンケートに記入。「7割が前者の唐揚げに軍配を上げています」と営業部の菅原部長。「油が長持ちする装置」すなわち『オイル・インプルーバー』は、マイナス高電位を油の中に入れて電波を出し、小さい油カスを電極板に集める。油の劣化を防ぎ、また熱伝導率が高まるためカラリと揚がる。「セットでの導入を勧めています」と、ブース中央スクリーンの後ろ側に案内されると同製品を内蔵した『ハイブリッドフライヤー』が。工夫を凝らした、製品への上手な誘導方法に驚かされた。「4日間で200人分のアンケートを回収しよう」との目標は、2日目で達成したそうだ。
超音波でスパッと切る 「超音波切断装置」
多賀電気(株)多賀工場

工作機のような装置が目に止まった。これが、固い物も柔らかい物も、スパスパ鮮やかに切断できる『超音波切断装置』だ。工場長の奥山さんに説明していただいた。「たとえば、20キロヘルツの超音波を刃物に与えると、1秒間に2万回、刃物が10〜50ミクロン単位で振動し、従来切れなかったものでもカスを出さずに切れるんです。固いアーモンドがのったケーキも下のスポンジを崩さずにスパッと切れますし、ベタベタするモチもきれいに切れます」。ほかにも剥がす、開ける、洗う、付ける、磨くなど、超音波の応用範囲は広いという。「3回目の出展ですが、食品業界の方たちは"切る"ことにとても苦労していたんですね。超音波技術に驚く人も多く、反応はいいですよ。40社ほどからテスト加工の依頼がきていますから。すぐ商売に繋がるとは思っていませんが、超音波の市場は大きいと期待しています」。もちろん、2009年も出展を予定している。
上下に動いて省スペース「トンネル式ソーセージ連続熱処理装置」
花木工業(株)

花木工業のブースでは、上部にレールとフックがついた大きな機械と大量のソーセージが並んでいる、大きな機械にやはり目を奪われた。ブース内では牛や豚の処理現場である食肉処理センターの映像も流れ、足を止めて見入っている人も。「ふだん目にできない機械がどう使われているか理解していただこうと、映像を流したりプラントのミニチュアモデルを展示しています」と担当者。ブースで目立っていたのは肉を保管・搬送する機械だが、注目してほしいのは食品工場向けの『トンネル式昇降CV型ソーセージ連続熱処理装置』とのこと。これまではソーセージが横に流れて燻蒸される機械が主流だったが、燻蒸部分が上下に動くことで狭いスペースでも設置できる。「毎年出展しているFOOMAは、お得意様との情報交流の場にもなっています」と、毎年開催ならではのメリットも話してくれた。



